曽我部恵一『道』

2003年10月3日
 だいぶと前に買っていたのだけど、時間がある時にジックリ聴こうと思っていて未開封だった、大好きな曽我部の2ndアルバム『瞬間と永遠』を開封。

 心が乱れてたから。

 なにしても、いまいち手につかない日々が続いていて。まぁ、原因もわかっていたので、どうしようもなくいたのですが。
 それでも長く続いていたので、落ち着かせたいな、と。それで、アルバムを開封したわけです。

 嗚呼、平らな気分。

 アルバムを聴いてたら、ボーっと、遠くの方を心で見てる感じで、尖がった気分も、嬉しい気分も、悲しい気分も、むなしい気分も、全部が平らになっていく感じがして。
 歌詞が1曲しか載ってなくて。自然と、全神経が音や声に向かって、気づけば"聴かずに"ひたってる気分になれて、すごい心地が良いのです。

 淋しいことを、ちゃんと淋しいと受け止めること。過剰ではなく、とても冷静に。
 同じように、嬉しい事も、悲しい事実も、ちゃんと受け止める。そう、冷静に。

 そうさせてくれるアルバム。

 僕は自分が思ってるほど、器用にも不器用にもできてなくて。世界が回ってることには、意味があって、意味もなくて。
 ただ、あるということは、計れるようなことではなく、受け止め、返すことなのかもしれない。

 ちゃんと、何かを返せる人になりたいな。

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