Thee michelle gun elephant『エレクトリック・サーカス』
2003年10月11日 ワンマンライブの会場内に屋台が設けられているのを初めて見た。っていうか、人の数が尋常じゃなかった。噂によると追加だけで1万5千人入れたとか。っていうか、フェスの時に巻くリストバンドを渡された。
っていうか、フェスじゃんこれ。
全てがフェス級だった、ミッシェルのラストライブ。事情があって、一人で会場にいた僕は、ボーっと並びながら、正直驚いていたり。
ミッシェルとは、狂った餓鬼。
これが、僕が好きだった時の彼等の、彼等のライブのイメージ。それも昔。今回のラストツアーの大阪や名古屋では、そんな彼等を垣間見する事さえできなかった。
違った。
思い出した。
99年のエゾ。ド深夜の野外フェスでの彼等を見た時に思ったこと。ミッシェルとは、オーディエンスも含めてミッシェル・ガン・エレファントであり、全員が狂った餓鬼なんだ、と。
幕張メッセは室内でこそあれ、フェンスの区切りが広かった。今までのミッシェルのライブのように、細々と区切っておらず、暴れてもスグにフェンスにぶち当たって冷めることがない。
簡単に言えば、"ケガをしないよう"に区切られていたのが(僕が参加したアリーナでの)前回までのライブなら、"死なないよう"に区切られていた今回。それが良かった。
Bブロック最前で暴れた。もちろん、モニター以外でミッシェルを見ることもできなければ、音だってアリーナだもの、良いわけはない。
でも、気持ちよく暴れられた。それは、名古屋に劣るとはいえセットリストが良かったこと、暴れてもフェンスにブチあたらないこと、周りのヤツらが餓鬼みたいだったこと。
頭がボーっとしてくる。
すごいニタニタ笑ってる。
……ってか、オレ、頭狂ったかも。
というのは、実は勘違いで。微熱を持ち合わせていたにも関わらず、暴れて汗だくになって、空調にあてられ、モノの見事に風邪をひいていたと気づいたのは、後日の話。
なんにせよ、楽しかった。ずっと笑って、踊って、歌ってた。解散とか、どーでもよかった。っていうか、頭になかった。ずっと踊ってたかった。
なのに。
最後の最後で、やっぱり『世界の終わり』を歌った。餓鬼どもは、僕も含め暴れることなく、歌った。歌った。歌った。
最後にアベが「ありがとう」と言ってた。KYOちゃんによれば、チバが歌につまったらしい。キューちゃんは、何も言わず去り、でも、その顔をシッカリ写したモニターには、言葉にできない表情をしていたことを、会場に伝えた。
彼等がいなくなったステージを、拍手が包んだ。
馬鹿か?
これがロックか?
馬鹿が、こんなもんロックじゃねぇ!
ロックン・ロールがなにかは知らない。僕はロックではなくポップの人間だ。それでも、こんな最後ってあるか?
拍手で、涙で、「ありがとう」で、よくできました?クソが、クソが、クソが。こんな最後があるかよ。
そんな終わり方いらない。
もっと、もっと、もっと。
良いライブだった。本当に良いライブだった。ってか、ミッシェルってそういうバンドだったのかもしれない。もう見たくも無い。
ロックン・ロール・サーカスが終わった。
っていうか、フェスじゃんこれ。
全てがフェス級だった、ミッシェルのラストライブ。事情があって、一人で会場にいた僕は、ボーっと並びながら、正直驚いていたり。
ミッシェルとは、狂った餓鬼。
これが、僕が好きだった時の彼等の、彼等のライブのイメージ。それも昔。今回のラストツアーの大阪や名古屋では、そんな彼等を垣間見する事さえできなかった。
違った。
思い出した。
99年のエゾ。ド深夜の野外フェスでの彼等を見た時に思ったこと。ミッシェルとは、オーディエンスも含めてミッシェル・ガン・エレファントであり、全員が狂った餓鬼なんだ、と。
幕張メッセは室内でこそあれ、フェンスの区切りが広かった。今までのミッシェルのライブのように、細々と区切っておらず、暴れてもスグにフェンスにぶち当たって冷めることがない。
簡単に言えば、"ケガをしないよう"に区切られていたのが(僕が参加したアリーナでの)前回までのライブなら、"死なないよう"に区切られていた今回。それが良かった。
Bブロック最前で暴れた。もちろん、モニター以外でミッシェルを見ることもできなければ、音だってアリーナだもの、良いわけはない。
でも、気持ちよく暴れられた。それは、名古屋に劣るとはいえセットリストが良かったこと、暴れてもフェンスにブチあたらないこと、周りのヤツらが餓鬼みたいだったこと。
頭がボーっとしてくる。
すごいニタニタ笑ってる。
……ってか、オレ、頭狂ったかも。
というのは、実は勘違いで。微熱を持ち合わせていたにも関わらず、暴れて汗だくになって、空調にあてられ、モノの見事に風邪をひいていたと気づいたのは、後日の話。
なんにせよ、楽しかった。ずっと笑って、踊って、歌ってた。解散とか、どーでもよかった。っていうか、頭になかった。ずっと踊ってたかった。
なのに。
最後の最後で、やっぱり『世界の終わり』を歌った。餓鬼どもは、僕も含め暴れることなく、歌った。歌った。歌った。
最後にアベが「ありがとう」と言ってた。KYOちゃんによれば、チバが歌につまったらしい。キューちゃんは、何も言わず去り、でも、その顔をシッカリ写したモニターには、言葉にできない表情をしていたことを、会場に伝えた。
彼等がいなくなったステージを、拍手が包んだ。
馬鹿か?
これがロックか?
馬鹿が、こんなもんロックじゃねぇ!
ロックン・ロールがなにかは知らない。僕はロックではなくポップの人間だ。それでも、こんな最後ってあるか?
拍手で、涙で、「ありがとう」で、よくできました?クソが、クソが、クソが。こんな最後があるかよ。
そんな終わり方いらない。
もっと、もっと、もっと。
良いライブだった。本当に良いライブだった。ってか、ミッシェルってそういうバンドだったのかもしれない。もう見たくも無い。
ロックン・ロール・サーカスが終わった。
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