Polaris『流星』

2003年11月10日
 日記の更新をサボっていた言い訳を書いていたのだけど、全て削除♪
 この約1ヶ月の間に行ったライブやイベントについては日記に残したいって思うものの、めんどくさいからしないかも。

 ほんと、適当な男ですね。

 10月の第三週末にあった大阪のイベント『ミナミホイール』。気軽に楽しむのが吉と出ました。
 『スムルース』というバンドのライブを見かけたら、ぜひ見てください。"にんまり"と笑えるライブがソコにあります。

 10月の第四週末は岐阜まで温泉旅行に行ってきました。行きの高速で事故りました。
 誰もケガをしなかったのが一番良かったのですが、誰一人凹まず、事故った車を携帯電話で撮影していたのは、どうかと思いました。
 事故った車で名古屋まで行き、レンタカーを借りて岐阜まで行き、温泉旅行を堪能した今回のメンバー。とてもステキな友人達です。

 11月第一週末にマトリックスを見に行きました。『レボリューションズ』ではなく、『リローデッド』を。
 アイマックスシアターという大きなスクリーンを持つ映画館で見たのですが、大笑いして帰ってきました。
 一緒に行った友人に「見る視点がおかしい」と言われたのですが、そんなものです。まさか、映画館でマトリックスを見るとは思いませんでした。

 同じく第一週末の日曜日、京都駅で行われたイベントで、ハナレグミとYo-Kingを友人と妹で堪能。
 フリーイベントだったので、10歳下の妹を連れて行ったら、案の定「シスコン」と言われました。
 ハナレグミは素晴らしすぎ。ビッケも来て『ナタリー』を唄ってくれた時は、「このイベント、タダで良かったの?」と、いやらしい事を思った自分が悲しく思えました。

 11月の第二週末は、会社の人間全員参加でダーツに行ってたぐらいで、後はのんびりしてました。
 「のんびりしてたなら、日記を更新しろよ」というツッコミは受け付けておりません。

 その他の平日は、たいがい仕事でした。今月から『19時の定時で仕事を終えようキャンペーン』が出てからは、割とラクに過ごしていますが、先月はiアプリ用ゲームのBGM作りという、管轄外の仕事を請け負った為、寝る間もないぐらい忙しかったです。

 そんなこんなの1ヶ月でした。

 あら、意外と簡単に流せそうな1ヶ月ですね?

 そもそも、この日記は『僕が日々作る曲の経緯を、簡単にボヤイていこう』というモノだったのですが、今までそんな事を少しも触れていない事に気づきました。

 だって、曲作ってなかったもん♪

 と、いうことで。今月に入り、家に帰ってくる時間も早くなったことですし、曲作りの様子や、その時聴いていた音楽の話しとかできればいいなと、思ってはいます。

 思ってるだけですけどね。
 早くに退社できたので、プログラム関連の本をあさりに本屋へと足を向ける。

 久しぶりに漫画を買う。

 ……どうも、最近、思っていることと実際にしている行動が違うような気がしてならない。
 もちろん、買ったのは漫画だけだ。勉強する為の本なんぞ、見てもいない。

 まぁ、言い訳をするならば。"他の刺激が欲しかった"ということなのです。
 会社での仕事と、音楽だけの日々。これでは、両方ともマンネリ化してきて、とても視野が狭くなるような気がしてしかたがないのです。
 だから、映画を見に行く時間を作ったり、ぜんぜん違う季節に触れれるような遊びを考えたりと、試行錯誤するようになった、ここ数ヶ月。
 まぁ、漫画もその一つということで。もともと、漫画好きですしね。最近じゃ、読める漫画も減りましたけど。

 武富智(たけとみ・とも)という人の短編集を二冊。以前、週刊誌で良いなぁって思っていた『キャラメラ』が、いつのまにか終わっていてショックだったので。

 これが良かった。ホッとできるのは、上手く作られた話のなかで、キャラクターが瞬間に見せる輝きが、けっして押し付けではないからだと思う。
 あと、絵も僕好みで、さっぱり。っていうか、変にマニアックでもなく、読み手のことも考えて冷静に漫画を作っておられると思うのです。

 オススメです。立ち読みなり、漫画喫茶なり、読む機会があれば、ぜひ。
 集英社から出ているのですが、ちょっとでもエロが出てるのがイヤな人は『武富智短編集 A SCENE』を。過激なエロを期待せずエロが読める人は『武富智短編集 B SCENE』を、どうぞ。

 ちなみに、僕が一番好きな話は『B SCENE』の『夜の朝顔』という話し。
 彼女の浮気現場を見て叩いた事によって捨てられた青年、暴力をふるう彼氏から離れられなかった女性。二人が出会って……。
 武富さんって、男のガキなところや、ダメなところを、実に可愛く表現できる人だなと思う。そこが、また、好き。

 「人間は自己の家畜化をすすめている」

 と、某大学の教授がNHKで話しているのを見たのは、もう数年前。

 決められた時間に起き、出社(通学)し、決められた場所で、決められた作業をこなし、決められた時間に帰宅し、決められた時間に食事をとる。医学による延命。避妊による家族計画。

 他にも、もっと具体的な話で"自分を家畜として扱っている"ことを、教授は淡々と説明していた。

 そんなことは、どうでも良かったのだけど。その"システム"を打開するのに必要なのが「戦うこと」と言っていたのに興味をもち、今も記憶に残っている。
 ここでいう『戦うこと』とは、人を傷つけることではもちろんなく、自分の意志を持ち、他人とその考えをぶつけ合うことを指していた。

 思えば、人と意見交換をすることが、ほとんどない。仕事であるといえばあるが、やはり会社関係もあって、妥協する事もあるわけだから、とても『戦っている』とは言いづらい。

 振り返ってみると、そんな事を、喧嘩でなく言い合えたのは、今まで二人しかいなかったように思う。
 彼女たちは僕に多大なる影響を与えた。僕の人生を変えたと言っても過言ではない。

 僕は、彼女たちを愛していた。

 『戦える』ことができたことは、とても幸せなことだったのではないかと、最近よく思う。もちろん、他にもたくさんの幸せがあったが。
 ただ思うのが、今、僕の周りでは、そんな人がもういないということ。それは、周りの人が良い悪いではなく、相性の問題として。

 出会いとは、偶然で。稀有なことほど、早く気づいて大切にしなければならなかったのであろう。
 今の僕は、ただ日々をやり過ごしている毎日で、精一杯の抵抗が音楽というぐらい。
 また『戦える』人と出会えるとは、正直思っていない。だからといって、この人生を捨てれないのは、その『戦える』彼女たちと出会ったからだと思う。

 今日は何をしていたのか、よく覚えていないので、こんな、自分の頭でもまとまっていない話を。
 僕は何に期待して生きているのか?あたなは何に期待をして生きているのか?戦える人はいますか?

 さて。溜めて、いっきに書いた日記を読んでくださった奇特な方ならご存知なのですが、11日のライブで風邪をひいてしまいまして。
 「割と大丈夫かな?」と思っていたのが甘かったのか、深夜バスで東京に行ったり、そのまま京都に行ったのが悪かったのか、思いっきり発熱。

 もう、無茶ができる年頃ではないのね。

 なんて嘆いている場合ではないのです。というか、年齢うんぬんではなく、ホントに体調がよろしくなくて。
 胃痛が治らず残るなんて、初めてのことだし、いくら食べても痩せる一方。178センチで56キロって、もうそれは、ヤバイですよ?

 「痩せた?」

 久々に会う友人は、みなそう言います。ので、「やつれた」と返すと、「そうそう!」と手を叩くのです。
 毎食、食欲なくてもちゃんと食べてるのですがね。親友曰く「(胃に)虫でもいるんじゃない?虫下ししないと」だとか。

 とにかく、一日寝てました。友人の栗とディナーを食べる約束もドタキャンで。むぅ、ゴメンね。東京行ったら、絶対遊ぼうね。

 こんな僕だけど、見捨てないでね♪

clammbon『便箋歌』

2003年10月12日

 昨日の幕張はミッシェルのライブから深夜バスで帰郷。そのまま自宅に戻り、仮眠を取って、今日は京都へブラリ。

 郁子様に会いにいくのです♪

 疲れが残っていたKYOちゃんは不参加で、久々に一人で会場に向かう。場所は京都大学の西部講堂。ナンバーガールのラストツアー以来。

 お目当ては、郁子様がいるクラムボンと、初めて見るポラリス。郁子様はポラリスのサポートもしておられるので、二度嬉しい。

 今年よく聴いたアルバムの一つが、ポラリスのアルバム『HOME』だった。フィッシュマンズが好きな僕は、正直聴くのがイヤだったのだけど、郁子様のラジオで聴いてから改心。

 良いものは、良い。

 やっぱり違うしね。ポラリスの押し付けがましくない優しさが、好き。ダブかどうかは、よく分からないけど、浮遊感があるポップが心地よい。
 ライブもフラフラ踊れる感じが良いのだけど、1曲が長い彼等の曲だと、イベントでは辛い。もっと、ゆっくり見たい。やっぱり、ワンマンも行きたいなぁ、と。

 もっとも、郁子様ばかり見てたけどね。

 他にも数バンド(マウスティース(?)っていうスカバンドが良かった。エロくないスィートな感じが全編に染みてる。ミナミホイールでも見たい)をはさんで、トリのクラムボン。

 嗚呼、郁子様♪

 この人のステキなところって、ピアノだったり、歌声だったり、MCで分かる"ポワン"ってした所なのだけど、実は"キリ"っとした芯があるところだと思う。
 以前、某映画の上映会で話す機会があって。その時に……、

 MOMU君「次のアルバムも期待してますっ!」
 郁子様「ふふっ、凄いのができそうなの」

 と、言った時の彼女の瞳は、力があって、自信があって、僕の心をドキューンっと射抜いたわけです。

 惚れ直したね、あの瞳に。

 まぁ、冗談はさておき。やっぱり、そういう人が作っていく音楽だからこそ、ライブだからこそ、そこらへんの大学生バンドっぽいのに、まったく違う"何か"を産み落としていくんだろうなと、思う。

 新曲も数曲披露し、これがまた良く、歌いだしにとちったり、曲中の間奏で"アドリブで"違う曲のコーラスを挟んだり、笑ったり、歌ったり。
 こんな、気軽でハッピーなライブも久しぶりかもしれない。ピアノ・ベース・ドラムの3ピースで、あんなに感情を表現できるライブも、そうないよ?

 ライブ終演後、本当に気分が良くて、会場の外で売っていたビールとサルサを片手に、キャンプファイヤーを見ながら和む。

 やぁ、いいイベントだわ、これ。
 ワンマンライブの会場内に屋台が設けられているのを初めて見た。っていうか、人の数が尋常じゃなかった。噂によると追加だけで1万5千人入れたとか。っていうか、フェスの時に巻くリストバンドを渡された。

 っていうか、フェスじゃんこれ。

 全てがフェス級だった、ミッシェルのラストライブ。事情があって、一人で会場にいた僕は、ボーっと並びながら、正直驚いていたり。

 ミッシェルとは、狂った餓鬼。

 これが、僕が好きだった時の彼等の、彼等のライブのイメージ。それも昔。今回のラストツアーの大阪や名古屋では、そんな彼等を垣間見する事さえできなかった。

 違った。

 思い出した。

 99年のエゾ。ド深夜の野外フェスでの彼等を見た時に思ったこと。ミッシェルとは、オーディエンスも含めてミッシェル・ガン・エレファントであり、全員が狂った餓鬼なんだ、と。

 幕張メッセは室内でこそあれ、フェンスの区切りが広かった。今までのミッシェルのライブのように、細々と区切っておらず、暴れてもスグにフェンスにぶち当たって冷めることがない。
 簡単に言えば、"ケガをしないよう"に区切られていたのが(僕が参加したアリーナでの)前回までのライブなら、"死なないよう"に区切られていた今回。それが良かった。

 Bブロック最前で暴れた。もちろん、モニター以外でミッシェルを見ることもできなければ、音だってアリーナだもの、良いわけはない。
 でも、気持ちよく暴れられた。それは、名古屋に劣るとはいえセットリストが良かったこと、暴れてもフェンスにブチあたらないこと、周りのヤツらが餓鬼みたいだったこと。

 頭がボーっとしてくる。

 すごいニタニタ笑ってる。

 ……ってか、オレ、頭狂ったかも。

 というのは、実は勘違いで。微熱を持ち合わせていたにも関わらず、暴れて汗だくになって、空調にあてられ、モノの見事に風邪をひいていたと気づいたのは、後日の話。

 なんにせよ、楽しかった。ずっと笑って、踊って、歌ってた。解散とか、どーでもよかった。っていうか、頭になかった。ずっと踊ってたかった。

 なのに。

 最後の最後で、やっぱり『世界の終わり』を歌った。餓鬼どもは、僕も含め暴れることなく、歌った。歌った。歌った。
 最後にアベが「ありがとう」と言ってた。KYOちゃんによれば、チバが歌につまったらしい。キューちゃんは、何も言わず去り、でも、その顔をシッカリ写したモニターには、言葉にできない表情をしていたことを、会場に伝えた。

 彼等がいなくなったステージを、拍手が包んだ。

 馬鹿か?

 これがロックか?

 馬鹿が、こんなもんロックじゃねぇ!

 ロックン・ロールがなにかは知らない。僕はロックではなくポップの人間だ。それでも、こんな最後ってあるか?
 拍手で、涙で、「ありがとう」で、よくできました?クソが、クソが、クソが。こんな最後があるかよ。

 そんな終わり方いらない。

 もっと、もっと、もっと。

 良いライブだった。本当に良いライブだった。ってか、ミッシェルってそういうバンドだったのかもしれない。もう見たくも無い。

 ロックン・ロール・サーカスが終わった。

 昨日に引き続きグテグテの仕事をしつつ、「ゴメンなさい、今日は帰ります」と、上司の白い目を見て見ぬフリをして帰宅。
 普段ならね、終電まで頑張りますよ。そりゃ仕事ですもの。やれるだけの事はやって帰りたいのです。

 でも、今夜は夜行バスで東京に行くのです。

 「25にもなって夜行バスかよ」って正直思うのです。それもKYOちゃんが手配したのですが。僕の「トロイ彼女の事だから、結局何も取れずに新幹線だろう」という読みは、甘かったようで。
 夜行バスに揺られ、千葉は幕張メッセを目指します。理由はミッシェル・ガン・エレファントのラストライブを見に。

 しつこいようですが、好きだったのは昔のミッシェル。最近はほとんど聴いてなくて。ただ「最後の勇姿を見届けよう」って気分で。
 それでも、イベントとかでは良く見たなぁ。99年のエゾ、関西FM局802のDJマーキーの誕生日イベント(他にもユダ、UA、ハイロウズとか出てた恐ろしい誕生日イベント)と、野外での彼等が記憶に残ってる。

 あんまり、解散って実感ないなぁ。

 ま、とにかく夜行に揺られつつ、まったく疲れのとれない椅子に身を預け、とっとと寝ました。
 今日は社長も係長もいないのでノビノビお仕事で、定時(19時)退社の予定です。社長とか好きだけど、たまの感じがなんともピースフル♪

 の、はずだったんだけどね。

 実は午前中からトラブルが起こっていたにも関わらず午後を過ぎても気づかず、気づいても復旧作業で"いらない"手間をかけたりと、グデグデ。

 KYOちゃん「ライブイベント無料だけど来る?」
 MOMUくん 「誰くるん?」
 KYOちゃん「ソールフラワーとか?」
 MOMUくん 「行く!ソールフラワー見たいっ!」

 と言ってたのが昨日。どーもね、ソールフラワーとは相性が悪いのか、未だに見たことなくて見たかったのです。

 ……ですが、まぁ、"ホントに"相性が悪いみたいで、ライブ開演までに仕事が終わるわけもなく。

 さくらちゃん「瀬戸さんがチャットに来てる!」

 普段は気を使って仕事中にはメッセをいれない彼女が、珍しく。しかも、内容は僕も大好きな囲碁プロ棋士瀬戸大樹五段(19)が珍しく関西棋院のチャットに来てるとか。

 だから、仕事だってば。

 「そうだと思ったんだけど、がまんできなくて」って謝られてもなぁ。定時に仕事終わってたら、そのチャット、僕も見れたんだけどなぁ。

 結局、終電で帰宅ですよ?

 ボーっとニャントラ聴きながら帰宅途中、携帯に「ライブ、めっちゃ良かった!」と、メールが入る。
 家に帰れば「結城聡九段も来てたの!」とメッセが入る。

 ……こんな日も、あるよなぁ。

 あんまりあってほしくないけど。
 人にCDを勧めたり、貸したりする時は、相手の音楽の好みを踏まえたうえで、それとは少し違うモノを、そっと手渡す。
 例えば、パンクよりのギターロック好きな友人に、プライマル・スクリームの最新作を貸したりすると、デジタルビートでも結構気に入ってくれたり。

 ただ、こうしてネットで会ったこともない人に対して、僕が普段聴く音楽の話や、薦めたりすることは、割と投げやりだったりする。
 いや、もちろん適当というわけではないのだけれど、相手の好みが見えない手前、友人にCDをチョイスするとは違うわけなのです。

 だからか「(購入した)CDの選択、日記に背中を後押しされた感があります」と言われ、更に気に入ってもらえたとなると、嬉しくてしかたなかったりするのです。
 別に僕が作った音楽ではないし、何も僕が嬉しくなる要素がないのですが、見えない誰かと好きな音楽を共有するというのは、やっぱり嬉しいのです。

 独り善がりで終わらない日記というのは、いいものですね。もう少し、頑張って書いていこうと思えた、終電帰宅続きの秋の深夜でした。
 今日の話題は、ボロボロになったスニーカーを買い換えたら、10歳年下の妹が履いているスニーカーとまったく同じ型で、お互い「ペアルック?」と苦笑いした事でなければ、最近気になっている絵本を立ち読みしていたら隣のお子様と目があってお互い無表情で見詰め合っていたことでもありません。

 HMV(CDショップ)の『5000円以上お買い上げでポイント二倍』という、有難いようで実はハメられている"悪のシステム"についてです。

 先日の日記の通り、今月1日に僕の財布から既に諭吉が一人、丁稚奉公としてHMVへと出向いたわけです。
 それも、本当に欲しかったCDはニルギリスのアルバムとシングルだけだったのに、「あと1000円買えばポイント二倍か……」と、気づけばアルバム二枚追加購入。

 アルバム二枚が1000円なのか?

 まぁ、いいじゃないですか。前回は給料日だったということもあるし。音楽好きにしてみれば、諭吉一人つぎ込むのは珍しくないのです。

 今日は、本屋に用事があり、絵本を立ち読みし、プログラム関連の本を物色し、"ついで"に読んだ音楽雑誌で「ああ、キリンジのアルバム出たんだ」と、思ってしまったわけですよ。

 思ってしまったわけなんですよ。

 本屋と同じ階にHMVがあるわけなんですよ。

 フラフラと吸い込まれるようにHMVに向かい、キリンジの新譜を手にホクホク顔の僕。

 ……あと2000円でポイント二倍、か。

 「そういえば、ママレイド・ラグのミニアルバム、ずっと欲しかったんだよなぁ」と。なんか、8ビートな、スッキリしたポップだと評判だったし、1stアルバムも良かったしなぁ……。

 ミニアルバムで、1780円っと。

 ……あと220円かぁ。

 気が付けば、手元にはLFOのアルバムも含め、総額7000円以上のCDが。おお、ポイント二倍で心もホクホク♪

 財布寒々♪

 これかっ!スヌーザーが散々言っている外資系レコードショップの悪のシステムはっ!!


※悲しい一人突っ込み
 システムうんぬんではなく、momuが馬鹿なだけだし、おそらく誰も読んでないスヌーザーのネタで日記を落としてどうするんですか?

the Automatics『Dandy R』

2003年10月5日
 人の日記を読むのが好き。

 いや、もちろんネットでですよ?誰かの部屋に忍び込んで、日記帳を探して読むような趣味は持ち合わせておりませんから。

 やりそうな人って言われそうだけど。

 で、日記を読んでいたら懐かしいバンドや人の名前がいっぱい出てきて、ちょっぴり後ろ向きに微笑んだり。

 ロンロン。アルバム出したよねぇ、そう言えば。ノーザンブライトも活動中なはずだし、頑張ってるね、新井さん。
 でも、曽我部のアルバムには参加しなかったのね、新井さん。だいぶと前にみたミュージックステーションでの色眼鏡はいけてなかったよ、新井さん。

 でも、彼の顔が好き♪

 オートマチクスでライブに来てた時、ステージから引きずり下ろして抱きしめた事があります。
 でも、僕は新井さんより、ヨシノモモコ様が大好きです。彼女のライブはステキすぎ。

 ロンロンやノーザンブライトもよいのだけど、オートマチクスの活動もやってよね、新井さん。

 ……と、ほとんどの方には何が何だかわからない文章。しかも日記じゃないしねぇ、これ。
 普段は、誰が読んでも分かるようにと、"気には"してるので、見捨てずに見守っててください。
 夕飯を食べる約束をしていたので、それまでに髪を切りに行くことにした、休日。
 白髪が多い僕は、いつも髪を黒に染めてもらうのだけど、その時間を計算してなくて、約束の時間を大幅に遅刻。

 ごめんなさい。

 昔は、ほんとに時間にルーズだったのだけど、ある時に「momu時間」というのができてしまって。「momuを呼ぶ時は、集合の一時間前を彼に伝えて遅刻させないようにしよう」ってなってたらしい。

 ごめんなさい。

 まぁ、そういうことが過去にあって。最近では遅刻することは滅多になかったのだけど。久々の遅刻で、ドキドキしてしまいまいした。


 昨日から聴いてた曽我部のアルバムが心地よくて、平らな気分が持続中。
 誰かに甘えることや、心を委ねる事ができるということは、とても安らぐ。そういう人が、いる事に感謝したくなってしまう。

 っていうか、平らな気分のせいか、昨日から"恥ずかしい"ワケもわからない言葉がポンポン出てきますね。
 ああ、いいんです。そういう人ですから。割とマイペースに生きてます。
 笑いたい人はね、笑わせとけばいいのです。僕も笑って、その人から離れていくし。受け止めてくれる人には、離れずにいたいし。
 ちゃんと返せればなって思った、一日でした。こんな日が続けば、いいのにねぇ。

曽我部恵一『道』

2003年10月3日
 だいぶと前に買っていたのだけど、時間がある時にジックリ聴こうと思っていて未開封だった、大好きな曽我部の2ndアルバム『瞬間と永遠』を開封。

 心が乱れてたから。

 なにしても、いまいち手につかない日々が続いていて。まぁ、原因もわかっていたので、どうしようもなくいたのですが。
 それでも長く続いていたので、落ち着かせたいな、と。それで、アルバムを開封したわけです。

 嗚呼、平らな気分。

 アルバムを聴いてたら、ボーっと、遠くの方を心で見てる感じで、尖がった気分も、嬉しい気分も、悲しい気分も、むなしい気分も、全部が平らになっていく感じがして。
 歌詞が1曲しか載ってなくて。自然と、全神経が音や声に向かって、気づけば"聴かずに"ひたってる気分になれて、すごい心地が良いのです。

 淋しいことを、ちゃんと淋しいと受け止めること。過剰ではなく、とても冷静に。
 同じように、嬉しい事も、悲しい事実も、ちゃんと受け止める。そう、冷静に。

 そうさせてくれるアルバム。

 僕は自分が思ってるほど、器用にも不器用にもできてなくて。世界が回ってることには、意味があって、意味もなくて。
 ただ、あるということは、計れるようなことではなく、受け止め、返すことなのかもしれない。

 ちゃんと、何かを返せる人になりたいな。
 思いのほか、給料がたくさん入っていて、ずっと欲しかったデジカメを買うことにし、色々と調べてみる。

 欲しいのは、小さくて、手軽に撮れて、それでいてキレイな画像になるやつ。
 カメラは撮る方が好きだけど、まったくの素人。いろいろ調べても、さっぱり♪
 なもので、結局、機体のデザインや、新発売なモノに目がいく始末。

 フィルムカメラで十分だけどね。

 でも、フィルム代とか、現像代とか考えると、手軽に撮れるデジカメの方が経済的じゃない?

 6万もするデジカメ買ったけどね。

 ……フィルムカメラ代と現像代。6万円分使い切る頃には、次のデジカメ買ってそう。

 まぁ、いいのだ♪可愛いコイツで色々撮って楽しむのだよぉ。楽しい♪

※注意
 書いてて気づいたのですが、この日はデジカメの下見に行った日で、買ったのは翌日の3日でした。書き直すのがメンドクサイので、このままで。
 嗚呼、日記の溜め書きって、いやね。と、少し反省。書く時間がないんだけどねぇ。ぶぅ。
 思い出の歌というのが、ある。

 その曲そのものじゃなくて、その曲に関するプライベートな出来事が、一緒になってずっと心の残る。

 僕にとって、チャラの『優しい気持ち』は、ずっと忘れない曲だし、いつ聴いても一瞬で別世界に流れていく……。

 職場でよく流れるから、大変。

 僕の職場ではラジオがながれていて、その某FM局が企画モノのアルバムを出すのだけど、その中にこの曲も入っているらしく、宣伝もかねてよく流れる。
 そのたびに、手が止まってしまって、目線はモニターから外れ、ソコではないどこかへ……。

 仕事になりませんよ?

 思い出の曲は、思い出の曲であって、そんな毎日聴きたいものじゃないんだけどなぁ、と、苦笑い。

UA『ミルクティ』

2003年9月30日
 僕の職場の給料日は月末。とのことで、昼休みに近くのHMV(外資系CD店)へと向かう。

 一ヶ月ごくろうさま♪

 と、自分にご褒美を買い与えるわけです。まぁ、別に月末以外だって買ったりするので、ただの大義名分なのですがね。

 割と邦楽好きな僕は、洋楽コンプレックスが少ない。ってか、どっちも好きな音楽しか聴かない。最近のチャートとかホント分からないし。

 まぁ、なんにせよ、音楽に飽きることがない。聴きたい音楽はまだまだ山のよう。
 知らないことは、無知なこととは違って、幸せなことなのかもしれない。

 とか言いながらベスト盤買ったけどね。

 ベスト盤って好きじゃないのが多くて。オリジナルアルバムでいいと思うんだけど。
 それでも、CMで見て欲しくなったので、勢いでUAのベストを購入。

 オリジナルアルバム買わないしな。

 いや、好きよ、UA。でも、アルバム買うなら他の人の。でも聴きたい。じゃ、手軽にベスト♪
 と、なんか、もう、イヤな大人になったなと実感したり。気軽にCD買ってる時点で、なんかイヤだよなぁ。

KRAFTWERK『VITAMIN』

2003年9月29日

 9月も最終週。といっても、二日しかないけど。

 仕事は苦痛ではなく、……まぁ、ぶっちゃけ楽しくはないのだけど。人間関係に恵まれていて、毎日働けていて。
 一日一日があっという間にすぎるのは、良くも悪くも。一週間も早くて、一ヶ月も早い。仕事じゃなくて、年齢がそう感じさせるのか?
 なんにせよ、あまり記憶が残っていない9月でした。やっぱり、良くも悪くも。

 会社の往復二時間で聴く音楽が心地よくて、それでいいよな気もする、25歳の秋。
 友人の誕生日前日ということで、ご飯を食べさせに行く。ほんとは当日が良かったのだけど、仕事だからしかたがない。
 食べに行ったのは、友人のバイトの都合上、彼女の職場の最上階にある中華料理屋さん。

 値段の割に美味しくなかったり。

 や、美味しいのもあったりしたけどね。フカヒレのスープとか、オコゲの餡かけとか。
 まぁ、なんにせよ、友人は喜んでくれたようで、なにより。帰りに違う店で一杯だけ呑んで帰宅。

 ちなみに、作っていた誕生歌は不満があったので、渡さず。作り直して"いつかは"渡したいなと、思ってはいますよ?

 キリンジのツアー。ホールなんだよなぁ。座席なんだよなぁ。と、悩みつつ。
 ここ数日、ミッシェルの曲ばかりがタイトルとなっていますが、そんな熱狂的なファンではありません。
 たんに、最後のツアーにむけて聴きなおしたり、新たにCD手に入れて聴いたりしてるのでタイトルとなっているわけです。

 ああ。ちなみに、タイトルは、その日に聴いた曲で印象に残ってる作品です。

 さて、今日は名古屋でミッシェル。アリーナの後ろで変なダンスをしてました。

 大阪の人、かわいそう。

 だって、1曲目が『リリィ』だよ?思いがけないスタートで「えっ?えっ?えぇぇっ!!」と、踊りまくり。
 シングル曲はほぼやったんじゃないか?ってぐらいのセットリストの快楽感は大阪の比じゃなかったですね。

KYOちゃん 「めっちゃよかった!」
momuくん  「シスコとか、ドロップなかったけど、良かった!」
KYOちゃん 「GT400とかやってたけどね」
momuくん  「ああ、好きなんじゃないの?」
KYOちゃん 「駄作やのになぁ!」
momuくん  「スカスカやのになぁ」

二人で   「昔の曲だけやってたらいいねん!(笑)」

 と、ミッシェルファンが数万人いるところで、ご機嫌な二人。よく殺されずにいたものです。


 音楽って不思議で、イントロのギターカッティングだけでまいってしまう曲とかがある。
 どうしても言葉じゃ言い表せない曲っていのがあって、そういう曲は嬉しい気持ちも、悲しい気持ちも、思い出も、体験してない感動も持ち合わせているから、涙が出そうになる。
 『世界の終わり』は、そんな曲。この1曲で終わる事に満足はしないけど、納得してしまう説得力がある。

 さて、あとは東京を残すのみ。ぜひ、昔の曲だけでやってほしいな。ねぇ?

 お酒が好きでも嫌いでもなく、楽しく呑めたらいいなと思うタイプ。だから、家で一人で呑むことなんてなかったのに、最近は毎晩呑んでたり。

 ジジ臭い。

 別に、お酒がないとやっていけないとか、眠れないとか、現実から逃げ出したいとか、そういうのではないけれど。

 あと、美味しいご飯が食べたくなったりもして。以前は、さして食に興味がなかったのに。
 今だって、舌は粗末で何を食べても美味しいと思うけど、コンビニ食とか、チェーン店での外食とかは、もういい。

 ジジ臭いなぁ。

 若く見られる方で、いつも年齢より4歳は若く見られるのだけど。どうも、仕事を始めてからジジ臭くなった気がするのです。
 キャラ的には、若くて、頼りなくて、守ってあげなきゃって思わせて生きていくタイプなので、若くいたいなぁ、と。

 体調、かなり良くなりました。あとは、心です。28日までに1曲作らないといけないので、ちょこちょこシンセを弾きながら、形を模索中。
 明日は、名古屋でミッシェルのライブ。今更、聴いたことがなかったアルバムを買っては聴きなおしております。

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